わかりやすいポンプの種類についてその1

ポンプにはいろいろな種類があります。
使用目的や使用条件によって最適な種類を選定する必要があります。

うちのポンプは大きいポンプが付いているのでマイクロスプリンクラーで頭上散水するのに何の問題もないとの話で設置完了後に実際に水を出してみると正常に作動しないなんて事がたまにあります。
水田に給水するようなポンプは口径が大きいポンプで水量は十分あるのですが水圧が上がらない低揚程ポンプが多く、ある程度の水圧が必要なスプリンクラー散水に向いていないポンプが多いんです。

今回はポンプの種類についてアドバイスします。

まずポンプは水を吸い込んで押し出すものです。
押し出す圧力は相当高いものまでありますが吸い込みできる高さには限界があります。
理論的には10m以内です。10mを超えると吸い込み管の中が真空状態となり吸い込み不可能となります。しかし理論的には10mまででも実際は吸い込み管の摩擦損失などやポンプの効率を考えて6m程度以内とするのが安全です。
これ以上水源が深い場合は水中にポンプを沈めてしまう水中ポンプが安全です。
まず置く場所で分けると陸上ポンプと水中ポンプに分けることが出来ます。

次に陸上ポンプでも自吸式ポンプとフート弁を取り付けて呼び水の必要なポンプがあります。
自吸式ポンプとは最初に1回呼び水をしてあげれば次回からはポンプのケーシング内にたまった水を回転させることによって真空状態を作り出して水を吸い込むことが出来るようなポンプです。ポンプ内の水は外に送り出されずケーシング内に留まるよう設計されています。

打ち込み井戸という井戸では打ち込んだパイプをそのまま吸水管に利用するためこの自吸式ポンプを採用することになります。
水槽を設けたり川や池、井戸からの水を取水して送水する場合は自吸式ポンプよりも効率の良い非自吸式ポンプを採用します。非自吸式ポンプは止まったときに 吸い込み管(サクションパイプ)から水が下に落ちてしまった場合は水を吸い上げることが出来ません。これを防ぐために吸い込み管の先にフート弁という弁を 取り付けます。これは一種の逆止弁で吸い込むときにだけ開きポンプが止まると閉まるというバルブです。このバルブを取り付けることによってサクションパイ プ及びポンプ内は常に水がたまった状態になりポンプが動くとすぐに吸水と送水が可能です。

非自吸式ポンプを使用した場合でも井戸径が小さいなどで吸い込み管の先にフート弁を取り付けられない場合は吸い込み管の途中(ポンプと吸い込み管の間)に 逆止弁を取り付けポンプ内の水が落ちることを防ぐことも現場での知恵ということで行われています。(ポンプメーカーさんではこの方式はお奨めしないと思い ます。)
今回は陸上ポンプ、水中ポンプ、自吸式ポンプ、フート弁が必要な非自吸式ポンプの説明をしました。

次回はポンプの種類 その2を掲載します。