ポリ式ハンガースプレーセット取り付け施工手順

ハンガースプレーセットの取り付けは以下の手順で行うと効率よくできます

ポリエチレンパイプを中央に伸ばします

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このときにポリエチレンパイプはロール状になっていますので、むやみに伸ばすと後々大変です
パイプのロール自体を回転させながら伸ばすとよれずに伸ばすことができます。

エルボを奥に伸ばしたポリエチレンパイプの末端に取り付けます。

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エルボのナットを外してポリエチレンパイプに入れ次にスリットリング(白色)を入れます。
ポリエチレンパイプをエルボ本体に差し込みます。本体の奥にあるOリングの奥まで差し込んでくだ さい。スリットリングをエルボ本体までずらしてナットを回して締めつけて下さい。

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移動しながらポリエチレンパイプを固定

脚立を使い、移動しながらポリエチレンパイプをハウスのみねの鋼管の間隔(通常45cm)に合わせて止めていきます。
鋼管と鋼管の中間をリピートタイ(インシュロック)で固定します。リピートタイは手で強く引っ張る程度で十分です。

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パイプを適当な長さに切断

パイプを適当な長さに切断しもう片方の端にもエルボを取り付けます。
切断にはホームセンターなどで手に入る塩ビカッターを使用すると簡単です。
ない場合は園芸用の選定ばさみでも十分切断できます。

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距離を割り出す

ハウスの全長を測ってハンガースプレーセットを取り付ける妻面からの距離を割り出します。
ハンガースプレーセットの設置間隔の標準は2mです。
例として、ハウスの長さが40mならば 妻面から最初は1m で、次から 2mピッチ とすると、 最後のハンガースプレーセットと妻面までの距離は1m となります。

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35mの時は最初は0.5m、次は2mピッチ、最後は0.5mとなります。
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クイックコネクターD-100を取りつけ

パンチまたはドリルでポリエチレンパイプに2mごと穴をあけ、ここにクイックコネクターD-100を取りつけます。
サンホープ・アクアでは2mに切った塩ビパイプを目安に使って計測しています。

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パンチをポリエチレンパイプに押し当て力を入れ押し込むと穴が開きます。
ここにクイックコネクターのバーブの部分を押し込みます。
D-100は部品の長辺がパイプの延長方向と90°になるよう設置して下さい。

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パンチがない場合は充電ドライバーを使用して、3,8mm径のドリルで穴を開けます。

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この時にドリルの先端から1cm程度を残し、上部を絶縁テープを巻いてストッパーとして反対側に穴を開けない安全対策をしておくと安心です

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クイックコネクターD-1OOにハンガースプレーセットを取り付けます。

ハンガースプレーセットの先端のスプリンクラー(回転する先端部分)は通水時のごみ掃除(フラッシング) のことを考えて外しておくことをお勧めします。
D-100にハンガースプレーセットのバーブ部分を差し込みます。
このままでは堕ちてしまうので、クイックコネクターをスライドすることでロックします。
スライドさせると”パチン”と音がしてロックされます。引っ張っても抜けません

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妻面のハウスのパイプに固定

ハウスの入口のエルボにポリエチレンパイプを接続して、妻面のハウスのパイプに固定します。 ポリエチレンパイプは緩やかなカーブに対応しますので配管を楽に行うことが出来ます。

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ポリエチレンパイプを接続

ハウス内に引き込んだ塩ビパイプの立ち上がりにアングルバルブを取り付け、ここにポリエチレンパイプを接続します。

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カーブに沿って固定

ハウスの一番奥の妻面のエルボにポリエチレンパイプを接続してハウスの隅までカーブに沿って固定します。

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メスアダプター接続と洗浄

適当な長さに固定したパイプを切ってメスアダプターを接続します。

バルブを開けて、洗管します。一番末端のフラッシングバルブ取り付け口から勢いよく水が出るのを確認して下さい。
水が勢いよく出れば配管施工時にパイプ内に入った泥やゴミは排出されます。

フラッシングバルブを取り付け

バルブを閉めて水を止め、末端にフラッシングバルブを取り付けます。

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確認

スプリンクラー内にごみが詰まるかどうか確認するため、再びバルブを開けます。
末端のフラッシングバルブは水圧が一定以上かかると弁が閉まるようになっており、弁が閉まると各スプリンクラーから散水が開始されます。
散水の開始から20~30秒ほどしたら弁を閉めてください。

ハンガースプレーセットから水が止まらず流れ続けているものがないか確認してください。
水が止まらない(ぼた落ちする)場合は、ストッパー内部のゴム部分にごみが引っ掛かっていることなどが考えられます。 その場合には、ストッパーを分解してゴムを取り出し軽く洗浄、またスプリンクラーセットに通水して中にあるごみを流してしまいます。 その後組み立て直して再び通水⇒止水し、全てのハンガースプレーセットがきちんと止水されることを確認します。

完成

各ハンガースプレーセット先端にスプリンクラーを取りつけ完成です。

参考:
水圧が高すぎてハンガースプレーセットから散水される水滴が霧状になってしまい、散水分布が悪くなる (ハンガースプレーセットの真下ばかりに落ちる)現象が起こることがあります。 こうした場合には、 アンチミスト という部品を取りつけることによって 水滴を大きくして遠くに飛ばすことができます。

写真アンチミストなし

写真アンチミストあり

写真ハウス前面にアンチミストを付けています。
後ろの方は霧になってしまっています。

ハンガースプレーセットの止水方法

ハンガースプレーセットの止水方法を3種類ご紹介します。
水稲育苗などでハウス手前から空いていく場合には止水できると便利です。

① ハンガースプレーセットを外してクイックコネクターD-100に止水プラグD-110を差し込む。

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② ハンガースプレーセットの青いチューブにミニバルブVF40RBを取り付ける。

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③ ハンガーセットのスプリンクラー部分を外してプラグCSPを取り付ける。

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