アクアタッチシステムQ&A
Q 水分制御かん水は今までの方法とどう違うのですか?
A 今までの水分制御の主流はタイマーを使って
かん水を開始する時刻をあらかじめ決めておきます。
その時間になったら土壌の水分値をみて
設定値より大きい(湿っている)場合はかん水をキャンセルし、
少ない(乾いている)場合はかん水するという方法です。
一度キャンセルすると次回まではかん水できません。
アクアタッチシステムの水分制御は水分値(土壌含水率)を
設定しておいてその値以下になったらすぐにかん水するという方式です。
ただし一度のかん水の後は休止時間を設定して最低限の間隔を設けます。
したがってかん水の開始はランダムになります。
水分値の設定は一日を3つの時間帯に分けてそれぞれの開始を設定できます。
これにより光合成の盛んな時間帯(朝方)と水分量を絞りたい時間(夕方)の
設定値をそれぞれ変えることができます。
水、液肥の切り替えは3つの時間帯をそれぞれ水か液肥かのどちらかを選択します。
Qアクアタッチシステムはコンピューターですか?
A 制御盤はカラーのタッチパネル型コンピューターです。
したがってプログラム次第でいろいろな使い方ができます。
またコンピューターですからユーザーによるプログラムの変更も可能です。
水分値等のDATAはUSBメモリーを差し込んでおくと
3GBの容量で約一年分のDATAを取り出すことが可能です。
Qアクアタッチシステムはその他にどのようなことができますか?
A オプションとしてセンサーをEC対応センサーとすると
EC値(肥料濃度)も測定できます。
これにより 設定EC値より高いときは液肥の供給を止め
水だけのかん水とすることも可能です。
またセンサーを変えて日射センサーを接続すれば
日射量の積算値でかん水する日射比例式かん水システム。
パルス発信型流量計を接続すれば流量制御型かん水システムなどが可能です。
ポンプの起動停止や電磁弁の開閉を、タイムラグを考慮して制御することも可能です。
(出力数には制限があります)
つまりお客様個人に合わせたオーダーメード型のシステムを作ることができます。
(自社生産ですから細かいことに対応できます)