パイプのサイズの決め方について

パイプのサイズはどう決めるの?という質問を良く受けます。

ここで簡単なパイプサイズの決め方をお教えします。

パイプ内に流すことのできる流量の目安はパイプ内径の二乗を10で割った数字です。

例) 内径20mmのパイプの場合 20×20÷10=40 リットル/分 となります。

この時のパイプ内の流速は約2m/秒となります。
だいたいポンプ等を使ってパイプで水を送る場合の経済的流速は2m/秒を目安にします。
パイプのサイズが大きければ大きいほど圧力損失は小さくなるのですが経済的ではありません。
したがって経済的にどの辺が一番合理的かといいますと流速を2m/秒位としたあたりです。

パイプ口径の決定はたとえば 2リットル/分のスプリンクラーを20ケでしたら、パイプ内に流す流量は Q=2×20=40リットル/分です。
目安として20mmの内径のパイプでOKとなります。
30mmの場合は流量は 30×30÷10=90 リットル/分 となります。
40mmの場合は流量は 40×40÷10=160 リットル/分 となります。