水撒きに必要な水量はどう決めるの?

スプリンクラーで散水したいんだがどのくらいの水を散水すればばいいんですか? という質問がよくあります。

それは散水目的や作物の種類、栽培条件、生育ステージにより大きく異なります。

通常の水分補給としては毎日散水するとして1回当たり4~5mm程度の散水がいいようです。
1平方メートルに1リットルの水を撒くと1mmとなります。
1000平方メートル(10アール=1反歩)では1000リットル=1トンの水となります。

仮に散水量を5mmとすれば10アールでは5トン(5立米)の水を1回あたり散水することになります。

この水量をどのくらいの時間をかけて散水するかを散水強度といいます。
散水強度は大体 10mm/時間 を目安にします。

5mmの水を10mm/時間の散水強度で散水すると30分で散水完了となります。

現場では散水強度を大きくして短時間で散水を終わらせたいというご希望が多いようです。
散水強度を大きくとる場合はポンプやパイプライン、スプリンクラーなどが容量の大きいものとなり コストは当然上がります。
水源やポンプ容量を考えながらシステムを作る必要があります。