均等に散水するためのスプリンクラーの圧力と水量の関係は?

スプリンクラーの圧力と流量の関係を前述しました。

スプリンクラーから散水される水量をできるだけ均一にすれば均等に散水されます。
しかし均等に散水するために配管をできるだけ太くすればいいわけですが施設費は高くなります。
また施工も大変です。費用を考えるとできるだけパイプは細くしたいですね。
そのためにどの位だったらOKにするかという目安を決める必要があります。

そこで水量のばらつきはプラスマイナス5パーセント以内とすることに決めました。
それには前述(6/23)の流量と圧力の関係から圧力をプラスマイナス10パーセント以内とすればいいことがわかります。

例)
水圧10パーセントアップとは 1.1倍 そのときの流量は√1.1=1.05 倍
水圧10パーセントダウンとは 0.9倍 そのときの流量は√0.9=0.95 倍
つまりプラスマイナス5パーセントです。

今水圧0.2Mpa(2キロ)で使用するスプリンクラーでしたらプラスマイナス10パーセントですから
0.22Mpa(2.2キロ)~0.18Mpa(1.8キロ)
で使うことができたら均一散水OKとなります。

パンフレットなどに何ミリのパイプを使用した場合は取付可能個数□□個としているのはこの水圧プラスマイナス 10パーセントを基準にして計算しています。