わかりやすいポンプの種類について その2

通常農業用として使われているポンプの大部分は渦巻きポンプです。渦巻きポンプの原理をわかりやすくたとえると洗面器に水を入れて手でかき回します。ぐる ぐるかき回しているうちに渦巻いた水は洗面器の縁から外へ溢れ出ます。この溢れた出た水を1ヶ所に集めてどのくらいの高さまで上がるかを測ったのをポンプ の揚程と呼びmで表します。また溢れた水量をポンプの吐出量と呼び、通常リットル/分で表します。また連続して手でかき回す仕事をする力をモーターの出力 Kwで表します。

またぐるぐるかき回すと水の流れに乱れが生じますがこれをうまくガイドベーンで整流するようにしたのがタービンポンプです。またかき回した水をさらにかき 回して渦巻きの力を増幅させたのが多段タービンポンプということになります。水量は変りませんがタービンの段数が増えるほど高揚程となります。ポンプには 本当にたくさんの種類があります。

農業用として使われているポンプは以下のようなポンプがほとんどです。
(薬液注入や特殊用途のポンプは除きます。)

  1. うず巻きポンプ
  2. タービンポンプ
  3. 水中タービンポンプ
  4. 自動給水装置(付いているポンプはうず巻きポンプかタービンポンプ)
  5. 動噴=プランジャーポンプ

次回はポンプの選定についてを掲載します。