白色ポリパイプ、白色チューブの優位性

ポリエチレンパイプは通常黒色です。
ポリパイプは紫外線劣化にも強く凍結にも強く、曲がるので塩ビ管でできないような曲げ配管も可能で普及してきました。

阪神大震災以降水道管は揺さぶられても損傷しないポリパイプが主流です。

近年農業用に白いポリパイプ、白いポリチューブが発売されています。
ヨーロッパなどで普及し始めているようです。

黒色ポリパイプと比較すると多くの優位性があります。

白ポリパイプの優位性

①光を反射するので熱くならない。

黒色のポリパイプは太陽の光で熱せられ高温になり、中にたまった水はお湯になってしまいます。
お湯になった水を作物にかん水するのは危険です。
白色ポリパイプの温度上昇は黒色に比べて明らかに少ないです。
表面温度は最大で約10℃低いというデータもあります。

②白く目立つため作業時に損傷させることが少ない。

圃場に配管したポリパイプやチューブは白いと目立ちます。
収穫時などにはさみなどで間違ってパイプを損傷する事故が少なくなります。
生産者からは喜ばれています。

③熱による温度伸長、収縮が少ない

温度が上がりにくいため伸び縮じみが少なくなります。

④柔軟で丈夫

白色ポリパイプは黒色ポリの上に白色ポリを重ねて成型した2層管です。
したがって強度がまし丈夫で長持ちします。
ポリエチレンパイプの柔軟性はそのままです。

価格についても黒色ポリパイプと比較しても多少高い程度です。
農業用には白色ポリパイプ、ポリチューブをお勧めします。
ぜひご利用ください。