電源がない所でも使える乾電池式コントローラーと電磁弁について

電源がなくても圧力のある水さえ来ていれば乾電池式コントローラーと電磁弁を使うことによって自動散水が可能です。
蛇口があるが電気が来ていない植木苗畑の水やりを自動で行いたい・・・とかには非常に便利です。
実際多くの植木屋さんにこのタイプの乾電池式のコントローラーと電磁弁をお使い頂いています。

コントローラーは電池で動くのはわかるけど電磁弁も電池で動くの?というご質問をよく受けます。
電池で動く電磁弁は電磁弁本体は同じ構造ですがマグネットの構造が一般的な電磁弁(AC24V、AC100V、DC24V)と異なっています。
一般的な電磁弁は電磁弁を開いている時ずっと電気は流れています。つまり通電していないと電磁弁は閉まってしまいます。
これに対して電池式電磁弁はコントローラーより開けの信号が出たときポンと電気が流れてすぐに切れます。
したがって電気が流れっぱなしではないので乾電池の消耗が少なく約1年は使えます。
コントローラーより閉まれの信号が出たときにまたポンと電気が流れてすぐに切れます。
このような方式のマグネット部をラッチ型とかパルス型とか呼びます。

サンホープの乾電池式電磁弁のマグネット部には電気の流れを変えて電磁石のプラスとマイナスを変えるために3本の線が出ています。
1本は共通線であとの2本はプラス線とマイナス線ということになります。
この電気の流れを切り替えることでプランジャー(永久磁石)の引き付ける力と反発しあう力を利用してパイロット部の小さな流れを開け閉めしてダイアフラムを動かし電磁弁を開け閉めします。
つまり乾電池でも電磁弁は十分作動するのです。

社長のお奨め

サンホープではこのタイプの製品シリーズをDC1型、DC1S型、DC7E型、DC9E型と取り揃えています。
DC1型 20mm 25mm 40mm 50mm 1日4回までのプログラム可能
DC1S型 20mm 25mm 40mm 50mm 1日4回まで及びインターバルで散水可能 朝10時から夕4時まで15分おきに15秒散水などが可能
DC7E型 25mm ガーデン用に開発されたものですが価格の安さと使い勝手の良さから農業用の実績が増えています。社長お奨めです。
いずれの製品もコントローラー部分は雨風にさらされないようにプラスチックのボックスに入れておくことをお奨めします。設置状況は施工例でご確認下さい。