梨 樹下かん水

概要

  • 千葉県市原市

梨の棚にポリパイプを配管ハンガースプレーセットDN-885を使用して樹下かん水

散水状況

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約15aの梨園に6mピッチど取り付けたマイクロスプリンクラーで樹下かん水を行っています。
マイクロスプリンクラーはぶら下げ専用機種のDN-885としました。
チューブの長さは梨の葉や実に水滴が当らない高さで、かつ農作業に邪魔にならない高さということで50cmとしました。

生産者のかたがポリパイプの布設からスプリンクラーの取り付けまで、すべて自分で設置作業を行いました。
サンホープ・アクアは現場確認、設計見積もり、資材の提供を行いました。

ポリエチレンパイプを使用したかん水施設の設置作業はむずかしいものではありません。


 

マイクロスプリンクラー仕様

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仕様
機種 DN885-青
水圧 0.2Mpa
水量 3.3リットル/分
散水半径 約8m
配置間隔 6m×6m

マイクロスプリンクラーの流量3.3リットル/分はポリエチレンパイプのPP2521での最大流量から選定しました。
ポンプの能力からこの圃場15aは一度にかん水することが可能です。


 

耐候性に優れたポリパイプ

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親管はポリの50mmパイプで配管。
棚のワイヤーに沿って配管、多少の曲がりはポリパイプに柔軟性がありうまくなじんで曲がるので問題なし。
分岐はサドルという部品で50×20に分岐
分岐部分にはボールバルブを取り付けラインごとに止水が可能なようにしました。

親管は埋設部分は塩ビ管を使用し、棚上の露出部分はポリエチレンパイプとしました。
生産者は塩ビとポリの特徴をよくご存知で使い分けをしています。
ポリパイプは対候性が良く紫外線劣化の少ないパイプですから露出する部分には最適です。
また棚の端のワイヤーに抱かせてポリパイプを伸ばしていき後で分岐部分にドリルで穴を開けサドルという部品をかぶせてボルトで締める工法は効率が良く安上がりな工法です。


 

取り付け取り外しがワンタッチで

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棚のワイヤーに取り付けたポリパイプPP2521(外径25×内径20ミリ)を使用
ポリパイプにポンチで穴を明けクイックコネクター D-100を取り付け、そこにハンガースプレーセットを取り付けました。
D-100を取り付けることによってハンガースプレーセットの取り付け取り外しがワンタッチで出来るため、使わない季節には取り外しておくことも可能です。

パイプを棚に這わす棚配管システムは
1. 作物の根を切らずに済みます。
2. 機械作業の邪魔になりません。_
3. ポリエチレンパイプは対候性が良く紫外線や農薬に強く長持ちします。
4. クイックコネクターをつけるとハンガーセット部分が簡単に取り付け取り外しが可能です。


 

サンドフィルターを設置

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深井戸から砂が上がってきて困っていました。
ディスクフィルターも使用したのですが掃除の回数が多くて面倒ということでサンドフィルターを設置しました。
圧力タンクの出口側に120メッシュのサンドフィルターを取り付けて砂をろ過します。

サンドフィルターの入り口出口の圧力が測定できるようになっており、
この圧力差が大きくなってきたら水の流れを逆流させてフィルター内にたまった砂や沈殿物を洗い流します。

バルブの操作だけでフィルターの掃除が可能ですから分解や洗浄の手間いらずです。


 

充填されている砂

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サンドフィルターの中に充填されている砂です。
石英の細かい粒のそろった砂です。
この砂がフィルターの本体の中に約120キログラム程度入っています。

逆流させるときの水圧が高すぎると、このろ過材の砂も一緒にタンクの外に出て行ってしまいますので、タンクの逆洗水の出口のバルブの開度を調整排水します。