個人邸屋上庭園自動かん水設備施工例

概要

運営者の種別など

個人

圃場や栽培形態

個人邸 屋上庭園

場所

神奈川県川崎市

施工時期

2010年頃

施工方法

当社へご依頼

施工内容

導入の目的

タイマー管理とドリップチューブ敷設による、かん水の自動化

主な構成など

  • 年間式タイムスイッチ(期間設定により季節ごとの管理などを登録可能)
  • 雨センサーにより、降雨時はかん水を自動キャンセル
  • マイクロラインドリップチューブによる点滴かん水

主な使用部材

  • Panasonic(年間式タイムスイッチ)【TB732101K】
  • マイクロラインドリップチューブ【各種】
  • ドリップソーカー用継手【各種】

施工時の様子

概要

個人邸の屋上庭園に自動かん水設備を設置しました。
屋上には芝生のエリア、植木のエリア、また菜園まで設けられています。
屋上は自動かん水設備を設けることによって見事な庭園となっています。

かん水はドリップチューブという15cmピッチにドリッパーがついたチューブを地面に配置して行います。 芝生の部分はチューブを埋設しました。
水源は水道の蛇口です。蛇口にホースをつなぎ電磁弁に接続します。

この電磁弁の開け閉めは年間タイムスイッチを組み込んだ制御盤を使用しました。
年間タイムスイッチを使用することによって春、夏、秋、冬とシーズンによってかん水回数や時間の設定が可能です。
また雨センサーを設けて雨の日のかん水はキャンセルされます。節水には雨センサーが必要です。

自動かん水設備は屋上庭園には必需品です。
ご多忙な施主様もかん水作業に時間をとられることもなく緑豊かな庭園を維持できます。

屋上の環境

写真 3階建の個人邸の屋上です。
芝生、花木、花壇、菜園などのエリア分けがされています。
屋上の環境は風が強くまた乾燥しやすいなどの悪条件ですが、自動かん水装置によって芝生も花木もまた野菜類も立派に育っています。

菜園エリア

写真 菜園エリアではトマトが立派に育っています。
ドリップチューブを地面に転がし配管しています。
このチューブから水がポタポタと点滴状に供給されます。
またこのチューブは1/4インチ(7mm)という引き回ししやすい小口径チューブです。

花木部分の植栽状況

写真花木部分の植栽状況です。
植栽の間を約50cm間隔でドリップチューブが敷設されています。

トリレスを設置

写真 防風と目隠しを兼ねてトリレスを設置しています。
休憩用の椅子も作られています。

屋上庭園を作ることによって都会の真ん中でもゆったりとした空間を持つことができます。
また屋上を緑化することによって下の階の温度を下げることができます。

ヒートアイランド現象を防ぎ地球温暖化の防止にもなります。

電磁弁の設置状況

写真 電磁弁の設置状況です。
樹脂製の緑色のボックスを使用しました。
電磁弁の1次側には逆流防止用にボールチェックバルブを設置しています。

コントローラー

写真 年間タイムスイッチの入ったコントローラーです。 雨センサー取り付け可能型としています。
雨センサーの入、切用のスイッチも付いています。
電源はAC100Vで電磁弁への出力は安全を考慮してAC24Vとしました。

点検・補修(2020年8月)

導入から約10年、美しく充実した庭園となっていました。
季節ごとに色とりどりの花が咲き、この場所で過ごす時間をとても楽しんでいらっしゃいます。
施主様からご提供いただいた写真も掲載させていただきました。

今回は、現在のレイアウトや生育状況に応じて、マイクロラインドリップチューブ(内径4.2mm)を再敷設し、コントローラーの点検なども実施しました。