水稲育苗 散水設備設置例 その2

概要

  • 千葉県長柄町、長南町、いすみ市

大規模な水稲育苗をハンガースプレーセットによる頭上散水方式で行っている設置例を集めました。 農協の育苗センターや営農組合による大規模育苗にもハンガースプレーセットが多く使用されています。

施工性の良さや耐久性からポリエチレンパイプを使用した方式ばかりです。 ポンプのスイッチのON、約30分後スイッチOFFで散水が終了です。 設置例ではサンホープ・アクアは設計から施工までお手伝いしました。

営農組合の育苗センター :千葉県長南町

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ハウスの間口5.4m奥行きハンガースプレーセットを2mピッチに設置しました。

ハンガースプレーセットの青いチューブの長さは現場のハウスに合わせての納品が可能です。

今回は入り口の引き戸の高さより少し高いくらいの長さにしました。 軽トラックが入ってきてもスプリンクラーがぶつからない高さとしました。


 
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間口5.4m(3間)奥行き20mの4連棟のハウスです。

連棟部分の真ん中に蛇口を設置し、手かん水を可能にしてあります。同時に4連棟を散水します。


 

農協の育苗センター  :千葉県いすみ市

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農協の育苗センターです。
育苗箱をぎっしりと並べています。
わずかに人の歩ける通路を確保しています。

今年(平成18年)の春に今までの散水設備を更新しました。
塩ビパイプにノズルを取り付けた方式でしたが暑さで塩ビパイプが変形してノズルがあちこちを向いてしまい、均等な散水が出来なくなってしまいました。


 
写真そのためポリ式ハンガーセットの取替えをしました。


 
写真 写真ハウスの幅が6mあるため、ハンガースプレーセットはアンチミスト付き青ノズルを使用し均等散水を考慮しました。


 
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水源は川の水の為スタート部分に25mmのスクリーンフィルターを取り付けました。 定期的に掃除をすることによってスプリンクラーのゴミつまりを防止できます。

パイプの末端部分にはフラッシングバルブという水圧がないときは開くバルブを取り付けています。

これによってパイプの中の水は散水時以外は空になります。


 
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ハンガースプレーセットはDN885のアンチミスト付き青ノズルを使用しています。
チューブの長さは入り口のドアの高さより少し高いくらいに設定しました。これにより車が入ってきても邪魔になりません。

水源は川の水を一度水槽に貯水しこれを加圧ポンプにて圧送しています。
ゴミの問題があるので各ハウスのスタート部分にスクリーンフィルターを取り付けました。


 

農協の育苗育苗センター :千葉県長柄町

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大型ハウス内での水稲育苗にハンガースプレー方式を採用しています。

間口が18m(10間)奥行き50m(31間)のハウスです。 真ん中振り分けの3列配置で頭上散水をしています。

ハウス幅が大きいためアンチミスト付きの青ノズルを使用しています。 これによって均等散水が可能になります。 手かん水は一切行っていません。


 
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水源は川の水をくみ上げて水槽に一度貯水し、これを自吸式タービンポンプにて圧送しています。

川の水でゴミの混入が予想されますのでポンプの出口側にディスクフィルター50mm80メッシュを設置しました。
これを定期的に掃除することによってノズルのゴミ詰まりは解消されます。