いちご簡易養液土耕栽培システム
概要
- 千葉県県君津市
いちごの高設栽培と土耕へのドリップチューブと液肥混入器、自動散水コントローラーによる簡易養液土耕栽培システム
簡易養液土耕システム
千葉県君津市のいちご生産者に簡易養液土耕システムを採用いただきました。
平成16年11月から高設栽培を始めました。
それに伴い、加圧ポンプ、液肥混入器、散水コントローラー、ドリップチューブを使って簡易型の養液土耕栽培システムを導入しました。
設置はサンホープ・アクアが一部お手伝いしましたがほとんど生産者が行いました。
混入基地といちごハウスの距離がありますので、パイプラインを一筆書きのようにしてパイプ内の水と液肥の置き換えを行えるようにしました。
高設栽培初年度でしたがいちごは見事に育ち大勢のお客様が摘み取りに来場されています。
今まではお客様が来場されているときのかん水は不可能でしたが、今ではいつでも行えますとのことで喜んでいただいております。
もっとも適したシステムをご提案
水源は沢水を水槽にためて使用しています。
この水槽横に自動給水ユニットを設置しました。
液肥混入器ドサトロンDR8とディスクフィルター、定圧弁、自動散水コントローラー他を設置したあとにはハウスを作って混入基地としました。
サンホープ・アクアは現場を見てもっとも適したシステムをご提案します。
出来合いのキットではなく現場条件や使用者の条件に合わせてコントローラーやポンプを決定します。
また生産者の立場に立ってできるだけ安価になるよう考えてます。
検圧ノズルは塩ビ管にドリルで穴を開けタップ加工して取り付け。
どんな位置にも後付加工可能
自動散水コントローラー
6チャンネルの自動散水コントローラーです。
一日10回のかん水をそれぞれチャンネル毎に独立してプログラム可能です。
ハウス内に設置した電磁弁まで制御ケーブルを布設しますが安全を考慮してAC24Vの出力としました。
安全性を考えると100Vを出力するのは賛成しかねます。
このコントローラーは直感的にわかりやすくお年寄りでも十分使いこなせます。
電磁弁
全体面積をいくつかのブロックに区切り(今回は5ブロック)、電磁弁の開閉で順番にかん水します。
電磁弁口径40mmを使用。
もしものときに電磁弁の取替えができるよう、ユニオンタイプのボールバルブを手前に設置しました。
電磁弁は液肥などでさびない樹脂性のAC24V作動を使用。
ドリップチューブ
高設までの配管はフレキシブルなパイプを使用しました。
ドリップチューブはダブルウォールドリップチューブTW-20M(20cm)ピッチを使用しました。均一なかん水が可能です。
土耕部分
高設部分ばかりでなく土耕部分もドリップかん水を行っています。
摘み取りはやはり高設の方が人気があるようです。
土耕の方が味は良いと小生も思っていましたが、小生の味覚では食べ比べても良くわかりませんでした。
それだけ高設でもおいしいものができるようです。