イチゴ高設栽培アクアビューシステム(廃番)多チャンネルタイプ設置例

概要

千葉県千葉市のイチゴ高設栽培ハウスに、土壌水分センサーを使用した水分制御多頻度少量かん水施設(アクアビューシステム(廃盤))多チャンネルタイプを設置しました。
観光いちご園の間口22m×長さ42mのハウスです。 いちごの栽培ベッドは直管パイプで作った高設のパイプの上に直接袋培地を乗せる方式です。
1つの袋培地につき4株のいちご苗が植えられています。
設置した土壌水分センサー『スイビュー』(廃盤)でPF値を測定します。
測定PF値が目標PF値を上回る(乾いた状態)になるとかん水されます。
かん水は1袋に4本のドリップペグでポタポタと水を落とす方式です。
ドサトロンという流量比例方式の無電源タイプの液肥混入器を使用してかん水同時施肥を行います。
また袋培地を乗せたパイプに寒冷期には直接温水を通し培地を温めます。ハセッパー水(弱酸性次亜塩素酸水)による防除、発熱シートによる電熱ヒーティングなどこのハウスの中ではいろいろな新技術が試運転中です。

アクアビューシステム(廃盤)のかなめ

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アクアビューシステム(廃盤)のかなめの土壌水分計『スイビュー(廃盤)』(㈱山武製)です。

試験管状のパイプの中に水をいれ袋培地に設置します。スイビューは土壌水分をPF値で表示します。

PF値は水が試験管内から土壌に滲み出す力を表します。 土が乾いているときは大きく湿っていると小さくなります。

この土壌水分計はタイマー機能を持っており朝8:00から夕16:00まで目標PF値1.8以上の時に30分おきに2分かん水するというような設定が可能です。

 


 

 

スイビュー対応4ch制御盤

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スイビュー(廃盤)から出る信号をキャッチして電磁弁を動かすスイビュー対応4ch制御盤です。

電磁弁は土壌水分センサーからの信号を受け1番から順番に4番まで開閉します。飛び越しは可能ですが同時に複数の電磁弁の開閉は出来ません。

電磁弁個別にかん水時間の設定は可能です。 (例1番電磁弁5分、2番は3分など)

また何回かん水したかがわかるようリセット可能なカウンターが標準装備されています。これにより晴れているときと曇っている日のかん水回数の変化が実感できます。もちろん手動でのかん水も可能です。

 


 

 

使用した袋培地

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使用した袋培地です。

1袋の土の量は30リットルです。 土を使った養液栽培ということで土の持つ緩衝機能を有効に使うことができ、多少の肥料の多い少ないなどは影響はありません。

簡易型の養液土耕システムという使いやすいシステムが自分で組み立てることができます。

 


 

 

液肥混入ユニット

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流量比例型の液肥混入器ドサトロンを使った液肥混入ユニットです。

システムの構成はドサトロン2台、電磁弁4ヶ、ディスクフィルター、圧力調整弁、圧力計、EC計などで出来ています。

必要な機器だけで組み立てた簡単で誰でも自分組み立て可能なシステムです。末端の流量の変化にも対応します。(かん水ベンチ数が変わっても液肥混入倍率は変わりません。)

 


 

 

袋培地の加温

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袋培地の加温は袋培地を乗せている直管パイプに直接温水を流し循環させる方法です。

循環水の加温にはプロパンガスを使った加熱を行い発生した炭酸ガスはハウス内に送る方式としています。

これで炭酸ガスを有効に使うことができます。

 


 

 

高設ベンチは2段式

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高設ベンチは2段式としいちごのポットをトレーに並べて育成しています。

このポットもいちごがなり始めたら出荷します。 袋培地からの溢れた養液をトレーで受け止めポットの底面かん水となります。

したがって廃液の全く出ない環境に優しいシステムです。