トマト袋培地栽培 PF計を使った水分制御システム施工例2
概要
- 千葉県千葉市
- システム図
制御機能内蔵PF計
制御機能を内蔵したPF計です。
PF値が10分間隔で測定され表示されます。単三乾電池2本(3V)で動きます。
PF値表示、設定PF値、かん水時間、現在時刻、開始時刻、終了時刻を入力するだけで水分制御多頻度少量かん水が可能です。
PF計設置状況
PF計設置状況です。
PF計の中に水を満たし、土中に差し込むだけで現在のPF値(乾燥度)がデジタルで測定できます。難しいことは何もありません。
制御盤
PF計から散水開始の信号を受け電磁弁を動かす制御盤です。
AC100V入力でAC24V出力となっています。
またリセット可能なカウンターが付いており何回散水されたかがわかる様になっています。
袋培地に植えられたトマト
また一株に一個のドリッパー(つゆ草4リットル/時)を設置し1回に2分のかん水としています。
したがって一回に約130ccのかん水となります。
液肥混入器ドサトロンDR-6
液肥混入器ドサトロンDR-6です。
移動できるように台車にのせてあります。
毎回かん水時に水が流れると自動的に液肥を混入します。
液肥は2種類用意して一日おきにドサトロンの吸い込みチューブを入れ替えています。
2液混合としなくてもこれで十分とのことです。
ガスを使った給湯システム
暖房は袋培地の下にポリエチレンパイプPP2016を配管して温水を流します。
温水は循環するように配管されていてガスを使った給湯システムで温められています。
配管の末端
配管の末端はフラッシングバルブが付いており、かん水が始まり水圧が上がるまでの短時間にはピュッと水が出ます。
またかん水停止時にはパイプの中の水は排水されます。
頭上かん水ハンガースプレーセットシステム
ポリエチレン式の頭上かん水ハンガースプレーセットシステムです。
ハウスの半分まではチューブ途中にミニバルブを取り付けて、苗を出し終わった部分は止水できるようにしました。